CAREBOOK CASE STUDY

CAREBOOKの導入事例

ケアブックを通じた新しい地域医療連携の実現

地方独立行政法人 市立東大阪医療センター

地域医療連携室

院長 辻井 正彦さま
室長 山口 仁江さま
   中野 知佐さま
  • 一般
  • 緩和ケア
  • 400床以上

地域全体でのCAREBOOK導入

CAREBOOKを導入いただいたきっかけを教えてください。


辻井院長:新型コロナ患者さんの受け入れも続く中で、急性期医療が終了した患者さんのフローを整えなくてはいけないと思っていました。コロナ患者さん用の病棟をつくるために一般の病床数が減る中で、患者さんの入退院の回転を速くしていかなければ、地域の医療に応える診療はできません。
このような問題意識があった中でCAREBOOKの話を聞いて、是非導入をしたいと思いました。

地域連携に関する課題感はございましたか?


辻井院長:はい。その頃病院の地域連携状況は、個々の病院と必要時にその都度FAXや電話を通じて連絡している、途切れ途切れの点や線のようなイメージで地域と繋がっていて、以前から効率が悪いと思っていました。必要な情報が絶えず掲示された状態ですべての病院と連絡がとれている、持続的な面の状態で地域と繋がっていた方が良いと思っていたので、その点でもCAREBOOKはちょうどいいシステムだと思いました。

実際に転院調整に関わる立場からは、どのような課題を感じられていましたか?


中野さま:転院調整に関わる業務量は前々からの課題であったので、時間の短縮をどうやったら良いのかと悩んでいた時に、CAREBOOKを通じてWeb上で一斉に転院患者さんの情報提供をして調整ができるところに、非常に魅力を感じました。


東大阪医療センター様は関西圏で初の導入となりましたが、どのような形で地域の医療機関と一緒にCAREBOOKのご利用を開始したのかを教えてください。


辻井院長:最初にCAREBOOKの話をしたのは、保健所が運営している病病連携の会議でした。
東大阪市の病院関係者が参加している中で、コロナの患者さんだけでなく一般医療に関しても、患者さんの流れの連携を作っていただかなくてはならないというので話をさせていただきました。
またその後は、それぞれの病院にも個別で話を進めさせていただきました。うちの病院だけでやっていても意味がなく、他の病院にも参加してもらわないと意味がないので、まずは東大阪市の病院のみなさんと一緒にやっていかなくてはならないと思っていました。

お話をした際の後方病院の反応はいかがでしたでしょうか。


辻井院長:急性期病院として東大阪医療センターが利用するなら、自院でも利用するという病院がほとんどだったので、利用する病院を少しずつ増やしていければと思っていました。

実際に山口さんや中野さんとしては、最初にお声かけを進めていくにあたって心配事はありましたか?


中野さま:後方病院がない中で、CAREBOOKさんの連携は取れないのかなという不安は開始するまでは常にありましたが、CAREBOOKさんの協力もあって、開始までの短い期間の間で多くの病院が利用できる状況になりました。
2021年8月からスタートと同時に即活用できる状況になっており、周りの病院からも高評価をいただきました。

CAREBOOK導入後の転院調整業務の変化


QCAREBOOK導入以前の業務課題を教えてください。


山口さま:やはり、電話をする時間がすごく長かったと思います。転院打診をする時も、相手の病院に並行して何件も同じ内容の電話していたので、時間をすごく取られていました。
CAREBOOKを使うようになってからは、打診先の全病院に同じ情報が届くので業務の効率化に繋がり、そのお返事もチャットを通じてわかるため、業務が早くなったと思います。

CAREBOOKを使うことでチャットでのやりとりが出来るようになって、電話のやりとりが減ったなどの変化はありますか?


中野さま:電話のやりとりは減ってますし、チャット機能は非常に便利だと感じています。
先にチャットで情報をお伝えしておけば、相手の都合で見ていただけるし、こちらも他の仕事や調整に時間を使うことができています。

その他に感じられたご利用してみてのメリットはありましたか?


山口さま:これまでの電話の場合ですと対応する際に業務が中断されてしまいますが、CAREBOOKの利用によりチャットでの対応に置き換わったため、それがなくなりました。
これまでと比べても、患者様と話をする時間が以前よりも取れるようになり、結果的に患者様との信頼関係がより強固になっていると感じています。

中野さま:他にも、転院調整をしている患者さんについて誰かの代理で対応をする時にも、過去のやりとりがチャットで残っていることから、返事もしやすくなり便利だと感じています。

記録に残るという部分について、今まで口頭でのやり取りと比べて、伝言ミスやオペレーションミスが減少するなどの変化はありましたか?


中野さま:はい、その点についても改善されたと感じています。
自分自身も、どうだったのかと聞き違いなどの振り返りをチャットでしているので、記録として残っているのは非常に便利です。

全体的なCAREBOOKの活用状況はいかがですか?


辻井院長:CAREBOOK導入して最初の三ヶ月のデータを分析すると、転院患者様の中にCAREBOOKを使って転院された方がとても多かったことが分かりました。当院の転院調整において、有効なシステムだと思っています。

コロナ禍における転院調整の現状

コロナの拡大において、地域医療連携の業務や周辺医療機関との関係で変化はありましたか?


中野さま:コロナ禍における転院調整には、少し発熱があれば転院が延期になったり、転院前にPCR検査が必要になったりと、スムーズさは以前に比べたら滞るところもあるかもしれないですが、コロナ禍になって2年近くになるのでその影響もだいぶ解消されてきたという印象です。
退院時の退院前カンファレンスなど、大勢集まってカンファレンスが難しい現状ですが、可能な範囲で患者さんの情報を繋がなければならないので、ZOOMの利用や短時間での情報共有など工夫をして退院まで持っていっています。

新型コロナウイルス流行後の状況として、転院調整件数の変化はありましたか?


山口さま:新型コロナウイルスにより呼吸器にダメージを受け、ADLが落ちることもあると思います。
印象としては、コロナ以外であれば普通に退院できたかもしれないが、新型コロナウイルス発症により酸素投与が必要になり、退院ではなく転院になるという観点では、転院が増加しているようには感じています。

中野さま:実際に転院調整をする立場からも、CAREBOOKが導入されてからは、転院調整がよりしやすくなりました。コロナ患者さんの後方転院についてもCAREBOOKの活用度合いは高いですね。


CAREBOOKに期待する今後の展望


東大阪医療センター様でのご利用を皮切りに、CAREBOOKの利用が大阪府内で広がっていく状況で、今後のCAREBOOKに期待する事はありますか?


山口さま:病院だけでなく、訪問看護や介護施設といった他領域でも利用できるようになると、さらに転院調整をはじめとする入退院支援業務がスムーズになっていくと感じています。

辻井院長:エリアについても東大阪で対応できないものに対して大阪市内や奈良の方まで広めていって欲しいですね。
あとは、地域包括ケアという意味では、病院だけでなく施設や福祉も一緒にやっていくこと、また在宅診療をしている開業医の先生とも連携して広めていくことが必要だと思います。
医療関係のDXの予約システムも進めていきたいと思っていますが、さまざまなシステムを複数利用するのは難しいので、システムの導入の一本化を目指してCAREBOOKがますます発展してくれると良いと思います。

貴重なお話をいただき、ありがとうございました。


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