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在宅で過ごす利用者様の疾患は様々です。病院に入院している方に比べると病状が落ち着いている方が多いのですが、やはり気を付けなければならない部分があります。訪問入浴介護を利用する利用者様は、ご自分で動くことのできない方やデイサービス等外出型の介護サービスを利用することが困難な方が多いです。今回は、訪問入浴介護でケアをする際どのように注意すればよいのか、疾患別にご説明したいと思います。

◆疾患1 膀胱留置カテーテル

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膀胱留置カテーテルとは、自力で排尿できない方に長期間カテーテルを留置して排尿できるようにするものです。脊髄損傷や前立腺肥大、褥瘡があり創部を清潔に保ちたい場合などに用いられます。

膀胱留置カテーテルが挿入されていても、特に処置をすることなくそのまま入浴できます。クランプや、接続部を外してキャップをして入浴介助をする業者さんもあるようですが、行う際には感染のリスクがあることを念頭におかなければなりません。注意点は、尿が逆流しないよう膀胱よりウロバックを下に保つこととカテーテル抜去です。

訪問入浴介護では、衣服の着脱や洗体など利用者様の体を動かすケアがたくさんあります。尿の逆流による感染や抜去の原因になりますので、カテーテルがどこにあるのか常に意識し引っ張らないように注意しながらケアを行っていきます。

◆疾患2 胃瘻(胃ろう)

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胃瘻とは、口から食事を摂れない方に対して胃に取り付けたチューブから直接栄養を送るものです。胃瘻の利用者様は在宅でよく見かけます。

胃瘻があっても、特に処置することなく入浴できます。まれに胃瘻周囲に感染兆候がある場合は、防水フィルム等でお湯が入らないようにし、入浴後にシャワーで洗い流すこともあります。どちらにせよ、胃瘻周囲の皮膚の清潔を保つことが重要です。

利用者様によっては胃瘻をガーゼ等で処置している場合もありますが、入浴時には外します。そして皮膚状態を観察し、石鹸できれいに洗うようにします。胃瘻にはチューブ式とボタン式がありますが、どちらも衣服の着脱や洗体の時に抜去しないよう注意しながら行っていきます。

◆疾患3 気管切開

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気管切開とは、気道を確保するために気管(のどの辺り)を切開しカニューレを取り付けることです。何らかの原因により気管が閉塞した場合や、肺炎等により呼吸不全になった場合に行われます。

気管切開の利用者様で注意することは、カニューレからお湯が入らないようにすることです。お湯が入ってしまうと、気管支炎等の感染症の原因になるからです。

入浴時は、肩までお湯に浸からず半身浴のように胸やお腹のあたりまで浸かるようにします。その際お湯に浸かっていない部分が寒いと思うので、注意しながら適宜かけ湯を行います。気管切開部の周りには、タオルをねじって置きます。こうすることで、少しのお湯でしたらタオルがお湯を吸ってくれるので防ぐことができます。

◆疾患4 点滴

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一般的に点滴は治療のため薬剤投与の目的で行われますが、高齢の利用者様が多い在宅では脱水のため水分投与の目的で行われる場合もあります。刺入部位も様々で、身体状況の悪化や点滴する期間が長くなっていて刺入できる血管が見つからない場合は、腹部など皮下に刺入する場合もあります。

一番良い方法は、医師や訪問看護と訪問時間を打ち合わせし、点滴差し替え時に入浴することです。しかし難しい場合は、刺入部位にお湯が入らないように保護して入浴します。腕や足の場合は、ビニール袋やサランラップなどで刺入部位を覆います。

もしできるのであれば刺入部位が湯船に浸からないようにし、洗えなかった部分は入浴後に蒸しタオルで清拭します。腹部の場合は、防水フィルムでしっかり保護します。

◆まとめ

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どんな病状の人であれ、清潔を保つことは重要です。清潔を保つことで、感染症予防や良好な皮膚状態にすることができ、安定した在宅生活へと繋がります。上記の対策や注意点を参考にしていただければ幸いです。

中には特別に配慮しなければならず、ケアが大変な場合もあります。もし不安や疑問がある時は、遠慮せず医師や訪問看護師に相談するとよいでしょう。

 

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