看護師不足が大変深刻な今の時代、看護師の新しい働き方として注目されている訪問看護は、病気や障害を抱えた利用者さんを自宅でケアする新しい医療サービスです。看護師といえば病院が職場でしたが、高齢化社会の背景もあり自宅で療養や治療を希望する方が増えているため、訪問看護師の需要が高まっています。

そこで訪問看護とはどのようなサービスを提供するのか、早速見ていきたいと思います。

◆病気治療に関する看護サービス

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訪問看護は医療機器がない利用者さんの自宅にて病気治療の補助を行います。

看護の内容には薬の服用方法の指導を始め、点滴・採血・注射・血糖値測定・スチーム吸入・浣腸・導尿・人口肛門パウチ交換などがあります。これは担当医師の指示書に基づいて行われ、それぞれの利用者さんに必要とする看護サービスを提供しています。

大まかな仕事内容は病院看護師とさほど違いはありませんが、訪問看護の一番の特徴は一人の利用者さんにつきっきりになるため、大変やりがいを感じる仕事である点です。以前は高齢者の療養の訪問看護が多かったのですが、近年利用者の年齢層は幅広く医療処置の割合も自宅療養に徐々にシフトしています。

利用者さんの治療や療養のスタイルも選択できる時代になってきたようですね。

◆療養生活を快適にするサポート

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訪問看護では専門的な病気治療の補助だけでなく、自宅で療養生活をする方のために、少しでも快適な日常を送るためのサポートを行っています。

仕事内容には食事のお手伝いを始め、シャワーや入浴・排泄のサポート・口腔内のケア・整髪や髭剃り・床ずれ予防の体位変位など日常生活に関連した作業があります。これらの療養生活をサポートするサービスは、同時に利用者さんの健康状態の観察にもなりますので、訪問看護ではとても大切な仕事となっています。

病院看護師として働いてきた方にとっては、医療設備がない在宅での看護内容はイメージしにくい点もあると思います。訪問看護は医療補助ととともに日常生活にかかわる看護がプラスされ、大変幅広いサービス内容が特徴になっています。

◆リハビリと介護する家族への技術指導

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訪問看護のとても大切な役割の一つは在宅でのリハビリと家族への技術補助です。そもそも訪問看護は療養中の利用者さんが回復して社会生活に復帰できることも目的の一つ。そのためには在宅のリハビリがとても大切な意味を持っているのです。

訪問看護師には、利用者さんの自宅で寝たきり予防のケアを行い、日常生活に必要な動作の訓練や転倒防止、またオーバースペースなど利用者さんの生活に少しでも意欲を出してもらう環境を作る能力が求められます。

また家族の悩み相談を始め、看護や介護に関する技術指導、認知症に関する知識と指導なども行っています。さらに介護保険や医療保険の説明や自治体の相談窓口の紹介といった各サービスの連携方法に関する相談に応じる場合もあります。

◆訪問看護師の勤務スタイルについて

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訪問看護師は病院看護師以上に仕事内容はバラエティに富んでいます。そのためやりがいを感じ、利用者さんと家族の立場になって看護ができる点も魅力です。

実際の訪問看護師の仕事は、1日で約3件~5件程度を担当していますが、それぞれ1時間前後の訪問になり、近隣の場合は看護ステーションから自転車通勤をする看護師もいるようです。

また訪問看護師は病院看護師と異なり、夜勤がなく土日休みの勤務スタイルが多い点も特徴の一つ。緊急の場合にはオンコール対応で営業時間外の看護対応をしています。

訪問看護師は看護ステーションに所属するだけでなく、自費の看護事業者や医療機関に所属して働くスタイルもありますので、勤務条件もそれぞれ選択肢が幅広くなっています。

◆おわりに

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いかがでしょうか。訪問看護の需要は近年とても増加しており、訪問看護師不足は大変深刻な問題にもなりつつあります。日本は今後も高齢化社会になりさらに自宅療養を希望する方は増えると予想されます。

訪問看護師は利用者さんと向き合い看護ができるため、病院看護師では得られないやりがいがある仕事です。訪問看護師不足を解消するために、働きやすい勤務条件を提示する看護ステーションも増えています。訪問看護師のサービス内容をまずは理解して、今後のキャリアアップとして参考にしてみましょう。

 

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