021_0_pixta_12991234_m

口腔ケアって歯みがきをイメージされる方が多いのではないかと思います。確かに口の中をきれいにするわけですから、歯みがきも間違えではないのです。

しかし、訪問看護での口腔ケアは口の中の清潔だけではなく、大きな意味があります。肺炎予防・誤嚥予防の役目もあるのです。簡単に考えがちな在宅医療での口腔ケアについてお伝えしたいと思います。

口腔ケアとは口から病気を予防すること

021_1_025833

口腔ケアとは、口の中を清潔にすることで、口腔内の病気や全身の病気を予防していくことです。口腔内のケアを通して、咀嚼・嚥下など摂食機能の維持をしていきます。

口腔ケアは、器質的口腔ケアと機能的口腔ケアに分けられます。器質的口腔ケアは言葉のとおり、口の中や舌の汚れを取り除くことです。

機能的口腔ケアは、口の機能を回復させ、維持・向上させることです。口腔機能とは、食べ物を噛む、飲み込む、話す、笑うなど口の働き全体を指します。これらの機能が衰えてしまうと、食べること、話すことがうまくできなくなってしまうのです。

人間として、生きていくことの尊厳にもつながる行為です。これらの機能を維持・向上させるためのケアが、機能的口腔ケアになるのです。

口腔機能の維持・回復を図ることが口腔ケアの目的

021_2_pixta_25571220_m

自分の口から食事を摂ることができるは、心と体が健康であるために大切なことなのです。また、家族や友人など人と楽しく会話ができることは、充実した生活をするうえで重要なことです。

つまり、体の一部「口」のことですが、人生において大きな役割を占めています。より充実した生活を送ることができるようにすることが、口腔ケアの大きな目的なのです。

身体的健康促進の目的として、むし歯や歯周病の予防、口臭予防、唾液分泌の促進、誤嚥性肺炎の予防などがあります。また、会話などコミュニケーション機能の回復を期待しています。

総合的にみると、定期的に口腔ケアを行うことで、生活リズムを整え、口腔機能の維持・回復を図ることを大きな目的としています。

口腔ケアの手順・流れ

021_3_pixta_18483009_m

まず、口の中の汚れを含嗽で取り除きます。水を口に含んだら、口唇をしっかり閉じてもらい、大きく頬をふくらませてブクブクとして、汚れを落とします。 それから、歯ブラシで汚れを落としていきます。歯だけではなく、歯茎もきれいにしていくので、力強くみがくのではなく、歯や歯茎を丁寧に優しくマッサージするようにみがいていきます。

その後、もう一度含嗽して、口腔内の汚れを落とします。この含嗽は、頬を大きく動かすので、口腔運動にもなってきます。 誤嚥の危険性がある場合は、口に水分を含むことができません。この場合は、水で湿らせたスポンジやガーゼ、口腔ケア用のウェットガーゼなどで汚れを拭きとっていきます。スポンジには汚れがたまるので、こまめに水洗いをしながらケアを行っていきます。

また、汚れをきちんと取り除くため、スポンジに動かし方に気をつける必要があります。上あごから下あご、口腔の奥から手前に動かすようにします。そうすると、汚れは自然と口先のほうに出てくるようになります。 このスポンジの動きが、口腔内への刺激となり、口腔機能へのリハビリにもなるのです。

口腔ケアのポイント

021_4_pixta_8511592_m

水や唾液を誤嚥しないように、安定した姿勢をとることが重要です。座位保持できる方は、背筋を伸ばし、椅子にしっかりと腰かけていただきます。座位保持できない方や寝たきりの方の場合は、寝たままの姿勢となりますが、誤嚥防止のため、上半身はできるだけ起こした状態で行い、安定した姿勢となるようにタオルやクッションなどでしっかりと体を固定していきます。

口腔ケアでもできることは自分でやってもらうことが大切です。歯ブラシを自分で持って行うことは、リハビリにもつながっていきます。片麻痺のある方の場合は、自分で歯ブラシを持って行うときは、麻痺側を下にした側臥位になっていただきます。介護者が行う場合は、麻痺側を上にしての側臥位で行います。 きちんとうがいができない場合は、口腔内に汚れが残ってしまいます。スポンジや口腔ケア用ペーパーなどで汚れをきちんと拭き取ることが大切です。

口腔ケアは食べる・話す楽しみにつながる

021_5_pixta_24532093_m

健康な状態であれば、何気なく行っている歯みがきですが、健康維持・促進のために大きな役割を持っているのです。食べる・話すことが生きていくうえで大きな楽しみでもあります。在宅介護を受けている方にとって口腔ケアは、これらの楽しみを維持していくためにも、重要なもの。口腔の機能を維持し、誤嚥性肺炎の予防を行うには、ポイントをおさえた口腔ケアを行っていくことが大切です。

病院とは違い訪問看護は、常に患者様のそばでケアをすることができません。介護者の協力が必要なのです。患者様の健康や身体的機能維持のため、介護者にきちんとした口腔ケアが行えるように指導できるようにしていくことも訪問看護の隠された役割でもあります。

 

【退院調整をもっと効率的に!!ITツールの開発にあたってご意見募集中☆】

〜以下にご協力頂ける方にはクオカード3000円分を贈呈いたします〜

弊社では、退院調整において病院の地域連携室の担当者が、
受け入れ可能な施設や訪問看護ステーションを見つけるために多大な時間と労力をかけていることに課題を感じ、
それを解決するために誰でも簡単に使えるWEBサービス「ケアブック地域連携」を開発しております。

在宅療養・施設・転院などの退院調整を支援し、
リリース初期では在宅療養の中でも訪問看護ステーションの調整に特化したサービスを想定中です。

そこで退院調整に関わる看護師やソーシャルワーカーなど地域連携室にいらっしゃる方のなかで、
一度弊社の開発製品についてご説明していただき、ご意見をいただける方を募集中しております!!

場所については、ご都合のよい最寄り駅等を
ご指定いただきましたら、その周辺のカフェ等でセッティングいたします。
お時間は30分〜60分程度を予定しております。

◆ご協力いただける方には3000円分のクオカードプレゼント
◆場所の都合上、東京、神奈川、千葉、埼玉在住の方限定とさせていただきます

ご協力いただける方は以下のフォームに必要事項をご入力の上、ご送信ください。